折れた釘を抜く
パチンコタイプのゲームで、玉が当たる頻度の高い釘は金属疲労を起こして、
釘の根っこを残して折れしてしまうことがあります。

Time80は時間内打ち放題なので、
根っこを残して、釘が折れていることが時々あります。
根っこを残して折れてしまうと、
そのままでは新たらしい釘を打ち込む事が出来ません。
そんな折れてしまった釘は、秘密兵器の・・・

「釘抜きポンチ」で折れた釘を、叩き出します。

まず、釘抜きポンチの先端を、折れてしまった釘の上に合わせます。

そして、ポンチの先端がずれないように、ハンマーで叩きます。
ポンチの先端がずれると、セルを傷めるので、精神集中して叩き込みます。
慣れとコツがいる作業で、ポンチがズレると穴が広がったりして、余計な仕事が増えるので、
慎重に打ち込みます。

釘を半分くらいまで押し込むと、盤面の裏から折れた釘の先端が顔を出します。

そして、釘を8分目くらいまで叩き込むと、折れた釘が掴めるようになるので・・・

ペンチで摘んで引っこ抜きます。

折れた釘を抜いた痕は、板がささくれているので、
ハンマーなどで軽く叩いて馴染ませると目立たなくなります。

折れた釘の根っこ。
これが残っていたから、新たらしい釘を打ち込むことも出来なかった・・・

釘の根っこが抜けたので、穴が開いて、新たらしい釘を打ち込むことが出来るようになりました。

空洞になった釘穴に、新たらしい釘を打ち込む・・・

釘を打ち込み終わったけど、釘の並びが悪く、見た目が悪いですね。
そんな時は、秘密兵器その2・・・

「釘調整棒」で釘の曲がりを直します。

釘の曲がりを調整して、釘の並びを綺麗に直します。

こんな感じで、綺麗に仕上がりました。
釘抜きというよりは、釘の打ち込みといった感じですね。
この作業は、とにかく慣れと、コツと、感覚が必要な作業で、
しくじると修復など、面倒な作業が増えます。
釘の根っこを残して折れしてしまうことがあります。

Time80は時間内打ち放題なので、
根っこを残して、釘が折れていることが時々あります。
根っこを残して折れてしまうと、
そのままでは新たらしい釘を打ち込む事が出来ません。
そんな折れてしまった釘は、秘密兵器の・・・

「釘抜きポンチ」で折れた釘を、叩き出します。

まず、釘抜きポンチの先端を、折れてしまった釘の上に合わせます。

そして、ポンチの先端がずれないように、ハンマーで叩きます。
ポンチの先端がずれると、セルを傷めるので、精神集中して叩き込みます。
慣れとコツがいる作業で、ポンチがズレると穴が広がったりして、余計な仕事が増えるので、
慎重に打ち込みます。

釘を半分くらいまで押し込むと、盤面の裏から折れた釘の先端が顔を出します。

そして、釘を8分目くらいまで叩き込むと、折れた釘が掴めるようになるので・・・

ペンチで摘んで引っこ抜きます。

折れた釘を抜いた痕は、板がささくれているので、
ハンマーなどで軽く叩いて馴染ませると目立たなくなります。

折れた釘の根っこ。
これが残っていたから、新たらしい釘を打ち込むことも出来なかった・・・

釘の根っこが抜けたので、穴が開いて、新たらしい釘を打ち込むことが出来るようになりました。

空洞になった釘穴に、新たらしい釘を打ち込む・・・

釘を打ち込み終わったけど、釘の並びが悪く、見た目が悪いですね。
そんな時は、秘密兵器その2・・・

「釘調整棒」で釘の曲がりを直します。

釘の曲がりを調整して、釘の並びを綺麗に直します。

こんな感じで、綺麗に仕上がりました。
釘抜きというよりは、釘の打ち込みといった感じですね。
この作業は、とにかく慣れと、コツと、感覚が必要な作業で、
しくじると修復など、面倒な作業が増えます。
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黄色い箱のグランプリ
黄色い箱のサミーのグランプリ。
グランプリを入手したのは、これで通算4台目ですが、
黄色い筐体カラーは初めてです。

他にも各地で稼動しているグランプリを10台くらい見たことがありますが、
黄色い箱の物は見た覚えが無いので、レア物なんではないでしょうか。
実はこのグランプリ、ファミリーボールやSUPER CAR、サーカスと
同じところから引き上げてきた物なんですよ。

他の3台に遅れること5年で、やっと合流できたわけです。
引き裂かれた4人兄弟が、久しぶりに再会できたみたいな、
なんだか考え深い物がありますね。
ゲーム機は全部で100台くらいになりましたが、
それぞれに入手したときの経緯があり、思い出もあります。
これからもゲームは少しずつ増えていき、思い出も増えていく事になるでしょう。
グランプリを入手したのは、これで通算4台目ですが、
黄色い筐体カラーは初めてです。

他にも各地で稼動しているグランプリを10台くらい見たことがありますが、
黄色い箱の物は見た覚えが無いので、レア物なんではないでしょうか。
実はこのグランプリ、ファミリーボールやSUPER CAR、サーカスと
同じところから引き上げてきた物なんですよ。

他の3台に遅れること5年で、やっと合流できたわけです。
引き裂かれた4人兄弟が、久しぶりに再会できたみたいな、
なんだか考え深い物がありますね。
ゲーム機は全部で100台くらいになりましたが、
それぞれに入手したときの経緯があり、思い出もあります。
これからもゲームは少しずつ増えていき、思い出も増えていく事になるでしょう。
さとみのゲームと言えば・・・
さとみのゲームの代表格といえば「グランプリ」ですね。
生産台数も多く、ヒット機と言って良いと思います。

このグランプリがヒットしたために、
盤面を書き直し、電動ヤクモノが通路を阻む「AROUND THE WORLD」も作られました。

ですがグランプリは、当時たくさん種類があった「新幹線ゲーム」タイプのゲームの中の一つ。
ゲーム性のオリジナリティがある「ワールドサッカー」こそが、
さとみを代表するゲームではないでしょうか。

当時、新幹線ゲームタイプかピカデリータイプが多かった中、
ワールドサッカーのように、自分で打った玉を自分でキャッチするというタイプのゲームは、
他に見かけなかったと思います。
ただ、厳密に言うとワールドサッカーのゲーム性は、
1世紀ほど前に作られた「ウォールマシン」に似たようなゲームがありますので、
まったくのオリジナルとは言い切れませんが、
毛色の違ったゲーム性で割りとよく見かけられたため、
現在でも残存するタマ数は多い機械だと思われます。
生産台数も多く、ヒット機と言って良いと思います。

このグランプリがヒットしたために、
盤面を書き直し、電動ヤクモノが通路を阻む「AROUND THE WORLD」も作られました。

ですがグランプリは、当時たくさん種類があった「新幹線ゲーム」タイプのゲームの中の一つ。
ゲーム性のオリジナリティがある「ワールドサッカー」こそが、
さとみを代表するゲームではないでしょうか。

当時、新幹線ゲームタイプかピカデリータイプが多かった中、
ワールドサッカーのように、自分で打った玉を自分でキャッチするというタイプのゲームは、
他に見かけなかったと思います。
ただ、厳密に言うとワールドサッカーのゲーム性は、
1世紀ほど前に作られた「ウォールマシン」に似たようなゲームがありますので、
まったくのオリジナルとは言い切れませんが、
毛色の違ったゲーム性で割りとよく見かけられたため、
現在でも残存するタマ数は多い機械だと思われます。
ピカデリーサーカスの修理
古いゲーム機は、ピカデリーサーカスに限らず通電しているだけで壊れていきます。
特にピカデリーサーカスはIC、トランジスタの部品点数が多いせいか時々ですが基板が壊れます。
今回は2、3日前に、ふっと盤面のルーレット枠の数字のランプが点滅していないことに気がつき、
基板修理してみました。
ピカデリーサーカスの盤面のルーレット枠のランプは、前にも修理したことがあり、
その時は電源基盤を修理したので、
まずは、電源基板をチェックしてみました。

しかし今回の故障は電源基板ではないようなので、
メイン基板をチェックします。

まずはメイン基板のコネクターの出力ポートからルーレット枠の点滅ポートを探し出します。
そこから辿っていくとトランジスタがあり、そのトランジスタの入力に対する出力をチェックします。
そのトランジスタの動作が疑わしいので、他のメイン基板で同じトランジスタの動作をチェックします。
やはり故障基板のトランジスタの動作がおかしいので、そのトランジスタを交換します。
トランジスタを交換したメイン基板を筐体に戻すと、ルーレット枠のランプが点滅するようになり修理完了!
特にピカデリーサーカスはIC、トランジスタの部品点数が多いせいか時々ですが基板が壊れます。
今回は2、3日前に、ふっと盤面のルーレット枠の数字のランプが点滅していないことに気がつき、
基板修理してみました。
ピカデリーサーカスの盤面のルーレット枠のランプは、前にも修理したことがあり、
その時は電源基盤を修理したので、
まずは、電源基板をチェックしてみました。

しかし今回の故障は電源基板ではないようなので、
メイン基板をチェックします。

まずはメイン基板のコネクターの出力ポートからルーレット枠の点滅ポートを探し出します。
そこから辿っていくとトランジスタがあり、そのトランジスタの入力に対する出力をチェックします。
そのトランジスタの動作が疑わしいので、他のメイン基板で同じトランジスタの動作をチェックします。
やはり故障基板のトランジスタの動作がおかしいので、そのトランジスタを交換します。
トランジスタを交換したメイン基板を筐体に戻すと、ルーレット枠のランプが点滅するようになり修理完了!
またピカデリーサーカスの基板修理
ちょっと前から修理をしていたピカデリーサーカスのメイン基板がやっと直りました。
直しても直しても他の故障箇所がもぐらたたきのように出てきて、
外したICは5個、トランジスタは4個になりました。
作業の詳細は下記の通りです。

① メダルを入れてもまったく反応しなかった状態
テスターで色々調べて、H4の7430の出力がおかしかったので交換。
② 上記の修理後、メダルを入れるとブロッカーが作動して直ったかと思いきや、
ベットできずそこから進まない。
テスターで色々調べて、R2の7430の出力不良を発見したので交換。
③ 上記の修理後、ベット、スタートが出来るようになるが、
「30」にかけるとメダルソレノイドひきっぱなし、
およびスタートするとルーレットが「30」を通過するとメダルを払い出すという症状がでる。
しかも、ルーレットは止まらないので、延々と払い出しソレノイドの作動を繰り返させている。
テスターで色々調べて、J0付近のトランジスタの故障を発見し交換。
④ 上記の修理後、メダルを払い出す事はなくなったが、ルーレットが止まらない症状は直らない。
この症状の原因を調べつつ、「8」と「10」のボタンが効かなかったので、
あまり調べずにカンでR1の74107を交換するも、カンが外れた。
調べたところ本当の不良はRの7402だったので、交換すると「8」と「10」のボタンが効くようになる。
⑤ ベットボタンのランプが点かなかったので、対応するトランジスタをチェック。
入力に対して出力が出ていなかったので、交換するとランプが点くようになる。
⑥ 「6」の2ベット目の「12」のランプが点かなかったので、
テスターで色々調べて、M2の7408の出力不良を発見し交換すると「12」が点くようになる。
⑦ ルーレットが止まらない症状は、今までの修理した経験からR4の74123が怪しいと睨んだのだが、
入出力を調べてみると、どうやらOKらしい。
そこから、色々調べてみると、J0付近のトランジスタ群に辿りついた。
確証は無かったが、怪しかったのでそこのトランジスタ2個を交換すると、
今度はカンが当たって、見事ルーレットが止まるようになる。
これで、ゲームがまともに遊べるように直りました。
しかし、これだけ色んな所が壊れているとは思いませんでしたよ。
ちなみにピカデリーサーカスのTTL基板は、現在コナミでは修理対応していないそうなので、
今年は「世界で一番ピカデリーサーカスを直した人・オブ・ザ・イヤー」にエントリーできそうですよ。
直しても直しても他の故障箇所がもぐらたたきのように出てきて、
外したICは5個、トランジスタは4個になりました。
作業の詳細は下記の通りです。

① メダルを入れてもまったく反応しなかった状態
テスターで色々調べて、H4の7430の出力がおかしかったので交換。
② 上記の修理後、メダルを入れるとブロッカーが作動して直ったかと思いきや、
ベットできずそこから進まない。
テスターで色々調べて、R2の7430の出力不良を発見したので交換。
③ 上記の修理後、ベット、スタートが出来るようになるが、
「30」にかけるとメダルソレノイドひきっぱなし、
およびスタートするとルーレットが「30」を通過するとメダルを払い出すという症状がでる。
しかも、ルーレットは止まらないので、延々と払い出しソレノイドの作動を繰り返させている。
テスターで色々調べて、J0付近のトランジスタの故障を発見し交換。
④ 上記の修理後、メダルを払い出す事はなくなったが、ルーレットが止まらない症状は直らない。
この症状の原因を調べつつ、「8」と「10」のボタンが効かなかったので、
あまり調べずにカンでR1の74107を交換するも、カンが外れた。
調べたところ本当の不良はRの7402だったので、交換すると「8」と「10」のボタンが効くようになる。
⑤ ベットボタンのランプが点かなかったので、対応するトランジスタをチェック。
入力に対して出力が出ていなかったので、交換するとランプが点くようになる。
⑥ 「6」の2ベット目の「12」のランプが点かなかったので、
テスターで色々調べて、M2の7408の出力不良を発見し交換すると「12」が点くようになる。
⑦ ルーレットが止まらない症状は、今までの修理した経験からR4の74123が怪しいと睨んだのだが、
入出力を調べてみると、どうやらOKらしい。
そこから、色々調べてみると、J0付近のトランジスタ群に辿りついた。
確証は無かったが、怪しかったのでそこのトランジスタ2個を交換すると、
今度はカンが当たって、見事ルーレットが止まるようになる。
これで、ゲームがまともに遊べるように直りました。
しかし、これだけ色んな所が壊れているとは思いませんでしたよ。
ちなみにピカデリーサーカスのTTL基板は、現在コナミでは修理対応していないそうなので、
今年は「世界で一番ピカデリーサーカスを直した人・オブ・ザ・イヤー」にエントリーできそうですよ。