ミニパスボールの賞品レバー
このミニパスボールは、電気を使っておらず、オールメカで動いています。
その機構は単純で、投入された10円の重さをテコの原理で伝え玉を供給し、
あたりに入った場合は、プレイヤーが賞品レバーを押し下げることにより、
あたり券を出しています。

その、玉があたりに入った場合、押し下げる「賞品レバー」が、何んとも良い味出しているんです。
正確に言うと「レバー」ではなく「カバー」なんですが、
そのカバーが鋳物製で、いわゆる燻し銀の渋みがあるのです。

どうですか?
当時は色艶があったであろうカバーが、30年の時を経て渋味を醸し出しています。
そして「下ル」の文字が、実に良い味出していると思いませんか?
送り仮名がカタカナですよ。
しかも「下げる」ではなく「下る」。
昭和50年代の製品とは思えないですよね。

しかしインストの方は「下げる」になっているあたりは、
ご愛嬌ってとこですかね。
その機構は単純で、投入された10円の重さをテコの原理で伝え玉を供給し、
あたりに入った場合は、プレイヤーが賞品レバーを押し下げることにより、
あたり券を出しています。

その、玉があたりに入った場合、押し下げる「賞品レバー」が、何んとも良い味出しているんです。
正確に言うと「レバー」ではなく「カバー」なんですが、
そのカバーが鋳物製で、いわゆる燻し銀の渋みがあるのです。

どうですか?
当時は色艶があったであろうカバーが、30年の時を経て渋味を醸し出しています。
そして「下ル」の文字が、実に良い味出していると思いませんか?
送り仮名がカタカナですよ。
しかも「下げる」ではなく「下る」。
昭和50年代の製品とは思えないですよね。

しかしインストの方は「下げる」になっているあたりは、
ご愛嬌ってとこですかね。
カーレースのレバー改良
インターチェンジや、カーレース、ミツフジのゲームには、
1つ、あるいは複数の10円を弾くレバーが取り付けられています。

外観はこんな感じで、新幹線ゲームなどのレバーに比べると、
ちょっと安っぽい感じがします。

そして、中身の構造はというと、こんな感じで簡単な構造になっています。
しかし、よく観ると盤面とナットの間にワッシャーがなく、直に木製の盤面に閉めてあります。
これでは、レバーを弾いた衝撃でナットが緩んでしまうし、
緩んだたびにナットを締めると、木製の盤面を削ってしまうので、
ワッシャーを追加することにします。

ホームセンターで売っていたワッシャーです。
レバーの軸受けの外形は12mmなので、12x26のワッシャーを買いました。
穴径が10mm以下だと、外形にいくつかのバリエーションがありましたが、
穴径が12mmを超えると、外形の選択肢がなくなります。(ニーズがあまり無いということですね)

ナットを外してワッシャーを取り付けます。
何度が緩んだナットを締めなおしているので、木製盤面が削れています。

ナットを締めなおして、10円を弾く板金を取り付けて作業完了です。
これでナットが緩むことも無いと思います。

それにしても、なぜデフォルトでワッシャーが入っていないのか謎ですね。
コストダウンのため?
1つ、あるいは複数の10円を弾くレバーが取り付けられています。

外観はこんな感じで、新幹線ゲームなどのレバーに比べると、
ちょっと安っぽい感じがします。

そして、中身の構造はというと、こんな感じで簡単な構造になっています。
しかし、よく観ると盤面とナットの間にワッシャーがなく、直に木製の盤面に閉めてあります。
これでは、レバーを弾いた衝撃でナットが緩んでしまうし、
緩んだたびにナットを締めると、木製の盤面を削ってしまうので、
ワッシャーを追加することにします。

ホームセンターで売っていたワッシャーです。
レバーの軸受けの外形は12mmなので、12x26のワッシャーを買いました。
穴径が10mm以下だと、外形にいくつかのバリエーションがありましたが、
穴径が12mmを超えると、外形の選択肢がなくなります。(ニーズがあまり無いということですね)

ナットを外してワッシャーを取り付けます。
何度が緩んだナットを締めなおしているので、木製盤面が削れています。

ナットを締めなおして、10円を弾く板金を取り付けて作業完了です。
これでナットが緩むことも無いと思います。

それにしても、なぜデフォルトでワッシャーが入っていないのか謎ですね。
コストダウンのため?
ピカデリーサーカスの基板修理
先日、ピカデリーサーカスの修理依頼があった。
症状としては、電源は入り盤面の電飾は点くものの、
ブロッカーが作動しないためコイン投入できず、
手動でコインスイッチをON/OFFしても作動しないという。
症状から推測して、メイン基板故障か、電源ユニット故障かと思い、
スペアのメイン基板と電源基板と修理道具を持って依頼主の元に伺った。

現場に到着し、ゲーム機を開けて作業を開始する。
今回の依頼主のピカデリーサーカスは77年式なのだが、
電源ユニットに後付けのスイッチング電源が付いていた。
症状と状況から電源が怪しかったので、
メイン基板をチェックすると電源が来ていない状態だった。
そこで電源ユニットと後付けされたスイッチング電源を分解すると、
電源ユニットからスイッチング電源の配線のハンダ付けが外れていたので、それをハンダ付けし直した。
個人的には電源基板を修理して、後付けスイッチング電源を取り外したいところなのだが、
依頼主は「動けばOK」ということなので、電源ユニットとスイッチング電源を組み付ける。
電源を入れると、無事ゲームが遊べるようになった。
ゲームが遊べる状態になると、さらに依頼主から
「動かなくなる前から10円は受け付けるけど、メダルを入れると動作がおかしくなっていたのでそれも直らないか?」
との要望が出た。
動作を確認すると、10円側は正常に動作するものの、
メダル側のコインスイッチをON/OFFした後、
ベットボタンを押すとなぜかマックスベットまでかかってしまい、
そのあとは10円側のスイッチも同様の症状が残ってしまうという症状だった。
この症状からメイン基板の故障かと思い、原因を絞り込むため、
持ってきたスペアのメイン基板と交換してみる。
そして電源を入れて10円スイッチを入れてみる。
するとベットボタンは点灯するものの、ボタンを押してもなぜかベットされない状態となる。
「なぜ?」と思いつつ、後付けのスイッチング電源が気になったので、
メイン基板の電圧を測ってみると高めだったので5Vに調整した。
そして電源を入れ直してみるが、ベットできない症状は直らなかった。
電圧が高めの状態で電源を入れたので嫌な予感がしたのだが、
電圧を下げても症状が変わらないと言うことは基板が壊れたのか・・・
とりあえず、元々付いていた基板に戻してみると、
やはり、メダルインでマックスベットしてしまう症状は変わらなかった。
そうこうしている内に、そこの従業員が出社してきて、状況と現状を報告すると、
「では、10円側のスイッチにメダル側のスイッチを並列に繋いで対応する」ということになり、
依頼主も「動けばOK」ということなので、あとの作業はお任せすることにした。
そして、宿題として持ち帰った、壊れたと思われるスペア基板。
博物館にある筐体に入れてみたところ、やはりベットできない症状が出た。

テスターを使って、ICの入出力を確認しながら、不良箇所を探す。
本来ならばオシロスコープなどがあれば作業は楽になるのだが、
無いものはないので、テスターで何とか壊れているICを探し出した。
(文章にすると数行ですが、結構時間と手間がかかりました)

壊れたICをはずして、

ICソケットをハンダ付けして、新しいICを取り付ける。
筐体に取り付けて、期待と不安の動作確認。
電源を入れてメダルを入れると、無事ベットできるようになり、他の動作も問題なく動いた。
LS版なので消費電力も少なくなって、時代に合わせてエコになりました。

症状としては、電源は入り盤面の電飾は点くものの、
ブロッカーが作動しないためコイン投入できず、
手動でコインスイッチをON/OFFしても作動しないという。
症状から推測して、メイン基板故障か、電源ユニット故障かと思い、
スペアのメイン基板と電源基板と修理道具を持って依頼主の元に伺った。

現場に到着し、ゲーム機を開けて作業を開始する。
今回の依頼主のピカデリーサーカスは77年式なのだが、
電源ユニットに後付けのスイッチング電源が付いていた。
症状と状況から電源が怪しかったので、
メイン基板をチェックすると電源が来ていない状態だった。
そこで電源ユニットと後付けされたスイッチング電源を分解すると、
電源ユニットからスイッチング電源の配線のハンダ付けが外れていたので、それをハンダ付けし直した。
個人的には電源基板を修理して、後付けスイッチング電源を取り外したいところなのだが、
依頼主は「動けばOK」ということなので、電源ユニットとスイッチング電源を組み付ける。
電源を入れると、無事ゲームが遊べるようになった。
ゲームが遊べる状態になると、さらに依頼主から
「動かなくなる前から10円は受け付けるけど、メダルを入れると動作がおかしくなっていたのでそれも直らないか?」
との要望が出た。
動作を確認すると、10円側は正常に動作するものの、
メダル側のコインスイッチをON/OFFした後、
ベットボタンを押すとなぜかマックスベットまでかかってしまい、
そのあとは10円側のスイッチも同様の症状が残ってしまうという症状だった。
この症状からメイン基板の故障かと思い、原因を絞り込むため、
持ってきたスペアのメイン基板と交換してみる。
そして電源を入れて10円スイッチを入れてみる。
するとベットボタンは点灯するものの、ボタンを押してもなぜかベットされない状態となる。
「なぜ?」と思いつつ、後付けのスイッチング電源が気になったので、
メイン基板の電圧を測ってみると高めだったので5Vに調整した。
そして電源を入れ直してみるが、ベットできない症状は直らなかった。
電圧が高めの状態で電源を入れたので嫌な予感がしたのだが、
電圧を下げても症状が変わらないと言うことは基板が壊れたのか・・・
とりあえず、元々付いていた基板に戻してみると、
やはり、メダルインでマックスベットしてしまう症状は変わらなかった。
そうこうしている内に、そこの従業員が出社してきて、状況と現状を報告すると、
「では、10円側のスイッチにメダル側のスイッチを並列に繋いで対応する」ということになり、
依頼主も「動けばOK」ということなので、あとの作業はお任せすることにした。
そして、宿題として持ち帰った、壊れたと思われるスペア基板。
博物館にある筐体に入れてみたところ、やはりベットできない症状が出た。

テスターを使って、ICの入出力を確認しながら、不良箇所を探す。
本来ならばオシロスコープなどがあれば作業は楽になるのだが、
無いものはないので、テスターで何とか壊れているICを探し出した。
(文章にすると数行ですが、結構時間と手間がかかりました)

壊れたICをはずして、

ICソケットをハンダ付けして、新しいICを取り付ける。
筐体に取り付けて、期待と不安の動作確認。
電源を入れてメダルを入れると、無事ベットできるようになり、他の動作も問題なく動いた。
LS版なので消費電力も少なくなって、時代に合わせてエコになりました。

ゲーム機3台ゲットしました
今週の水曜日にゲーム機を3台ゲットしました。
今回は予定外のスピード取引で、
月曜日に先方から連絡がありアポを取って、
火曜日に先方に交渉に行って、
水曜日にゲーム機を引き取りに行ってきました。
交渉に行ったときに色々話をしてみると、
しばらく前に博物館のことをテレビで見て、連絡を取ろうと思って調べたけど連絡先が分からず、
月曜日に板橋区役所経由で商店街の会長に連絡があり、なんとか繋がったと言うことでした。
それで早速、3台の中ですぐに稼動できそうな1台を、博物館に搬入しました。

どんなゲームかは遊びに来てからのお楽しみということで、
恒例のチラ見せ写真です。
ルールは単純、そして当たり易いのでぜひ遊びに来てください。
今回は予定外のスピード取引で、
月曜日に先方から連絡がありアポを取って、
火曜日に先方に交渉に行って、
水曜日にゲーム機を引き取りに行ってきました。
交渉に行ったときに色々話をしてみると、
しばらく前に博物館のことをテレビで見て、連絡を取ろうと思って調べたけど連絡先が分からず、
月曜日に板橋区役所経由で商店街の会長に連絡があり、なんとか繋がったと言うことでした。
それで早速、3台の中ですぐに稼動できそうな1台を、博物館に搬入しました。

どんなゲームかは遊びに来てからのお楽しみということで、
恒例のチラ見せ写真です。
ルールは単純、そして当たり易いのでぜひ遊びに来てください。